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ホーム > 焼却に代わるごみ処理法 : 亜臨界水反応によるごみ処理の原理
各種ごみ処理法の比較・評価
各種ごみ処理法の比較・評価
市全体を対象とした各種のごみ処理法をいろいろな観点から比較しました。生ごみの堆肥化は、理想的ですが、 徹底した分別が必要なことと堆肥の受け取り手の問題があり、広域で行うのは現状では難しいので比較対象から外しました。
  項目ごとに重みが異なるので一概に評価はできませんが、 各評価項目の重みを全て同じとしてxは0、△は1、○は2、◎は3として加算し、総合評価を試みました。
ごみ種への対応
処理法 生ごみ 木・紙・繊維質 プラスティック 金属回収 ガラス・土器 評価
焼却法
水分含量多く燃えにくい

高温になり炉を傷めやすい
有毒ガスの発生

回収不可

回収不可
4

 以下非焼却法
炭素化法
水分含量多く温度上昇に時間がかかる

形を残し炭素化

油分として回収

原形のまま回収

原形のまま回収
12
亜臨界水
処理法

加水分解なので含水量多くとも影響なし

分解しにくい

分解しにくい
5
環境への負荷
処理法 地球温暖化対策 ダイオキシン 最終産物処理 排出物活用 ごみゼロとの調和 評価
焼却法
煤煙・CO2の発生
地球温暖化助長

発生
分解処理に高コスト

焼却灰・埋立地満杯
排出物の無毒化処理

エコセメント化
用途限定・高コスト
熱源の活用(発電等)

ごみ量が少ないと焼却温度低下
ごみゼロに逆行
2

 以下非焼却法
炭素化法
煤煙発生なし

発生なし

焼却灰なし

炭素
各種有効活用

ごみ量に柔軟に対応
ごみ減量化に対応
13
亜臨界水
処理法

煤煙発生なし

発生なし


浄化して排水

限定的

ごみ量に柔軟に対応
ごみ減量化に対応
10
装置の比較
処理法 規模 前処理 ダイオキシン除去 維持管理 安全性 評価
焼却法
大規模集中必須

大規模バンカーで
乾燥と均質化

無毒化処理に高コスト

900℃以上の高温
長期間連続運転
点検補修に長期中断

焼却炉と溶融炉の事故
1

 以下非焼却法
炭素化法
小中規模並列処理
小中規模分散設置

大規模バンカー不要
乾燥化必須

発生なし
処理不要

常圧・無酸素下
450℃間欠加熱

450℃・常圧
電気炉の加熱
11
亜臨界水
処理法

小中規模並列処理
小中規模分散設置

前処理なし
生ごみ限定

発生なし
処理不要

20気圧200℃の水で
短時間処理

水の加熱
11
施設建設等の比較
処理法 設置面積 周辺環境 建設費 維持管理費 信頼性 評価
焼却法
広い面積

煤煙などで住宅隣接地は難しい

100億円規模
大規模施設必須

排出物の無毒化処理に莫大なコスト

広く普及
3

 以下非焼却法
炭素化法
焼却法の半分以下

煤煙・臭気はでない

焼却法の半分以下
小規模分散でも可能

常圧・無酸素下
450℃間欠加熱

自動車リサイクルで大規模稼働
一般ごみでは実証試験段階
10
亜臨界水
処理法

焼却法の半分以下

煤煙・臭気はでない

焼却法の半分以下
小規模分散でも可能

20気圧200℃の水
短時間処理
発酵菌の維持管理

小規模実証試験段階
8
総合評価
各評価項目の重みを全て同じとしてxは0、△は1、○は2、◎は3として加算し、総合評価を試みました。
その結果、焼却法:10点、炭素化法:46点、亜臨界水処理法:34点と焼却法に比べて非焼却法の評価が高く、 なかでも炭素化法の評価は大変高くなりました。