電子雑誌
雑誌についても新聞同様、購読数の減少と広告収入の減少で厳しい時代になり、電子化の波が押し寄せている。出版社は取材、記事作成、編集といったコンテンツ制作を主業務としており、業務は電子媒体と使って行っているので電子雑誌への移行には大きな問題はそれほどない。印刷本を好む読者が多いかぎり、印刷本を電子化したものを並立させて行くだろう。電子雑誌の販売サイト
印刷の新聞を電子化して有料で配信する。・長年親しんできた印刷の新聞の良さを生かし、
印刷のものより低価格または同額程度で配達より早く届けるものである。
パソコンや電子ブックリーダーで読む。現在は、印刷面を電子化しただけのものであるが、
電子情報の良さ(リンク、速報性、動画、枠やページに捕らわれない融通性)が付加されれば発展するであろう。
●Fujisan.co.jp
3000誌以上取り扱う雑誌のオンライン書店。どこにいても、どのパソコンからもI登録メールアドレスとパスワードで見ることができる。IDやパスワードなしで無料でちょい見ができる。一冊から購入できる。一冊のときは価格は印刷本とさほど変らないが、定期講読で大幅割引がある(割引率は雑誌によって異なる)。ページ送りができるなど本を読んでいる感じにしてある。
●ZASSHiONLINE
国内最大の雑誌の無料立ち読みサイト。無料で一部のページを立ち読みができる。本をめくるようにページ送り。どこにいても、どのパソコンからもI登録メールアドレスとパスワードで見ることができる。Iphone用のアプリを開始した(400誌)。
●MAGASTORE
iPhone/iPod touch向けのアプリ上で有料配信するサービス。価格は115円。アプリ内で購入できるコンテンツにはFull版、Lite版、Special版の3種類がある。Full版は書店で販売されている雑誌とほぼ同等の内容を収録。Lite版は雑誌の一部記事を収録したもの。特別編集で作成されたSpecial版。立ち見程度の無料版もある。
電子雑誌のメリット
電子新聞と同じ。
●印刷したものに比べて環境負荷が格段に少ない
紙の生産に伴う木材の伐採・運搬、パルプ製造、古紙再生過程で排出される二酸化炭素排出がない。
新聞発行に伴う新聞紙輸送、印刷、新聞輸送・配達で排出される二酸化炭素排出がない。
電子新聞を読むパソコンやサーバーの電力消費に伴う二酸化炭素排出量は桁違いに少ない。
●紙ごみが出ない
燃やすごみで一番多い紙ごみの中で新聞紙由来のごみがなくなる。
●字の拡大が簡単 高齢者や障碍者に優しい
加齢とともに細かい字が見ずらくなるが、電子新聞は無限段階の拡大が簡単にできる。
●速報性・伝達性に優れる
紙の新聞は朝夕一日2回。編集から印刷、発送、配達の工程からこれ以上の頻度は無理であろう。
電子情報は頻繁に追加ができる。インターネット経由なので情報伝達がはやい。
交通事情などの地域間格差がない。
●情報量に制限がない
新聞紙は現在40ページと分厚い。用紙の問題、印刷、配達の問題からページ数には限りがある。
電子情報にはそのような制約はない。現在の無料の新聞サイトの情報量は紙の新聞に比べてかなり多い。
●多彩な拡張性
新聞紙にはない多様な表現が可能。リンクや動画、音声、双方向の情報のやりとり、