ごみゼロネットの活動

 
 
  小金井市のごみ問題  
 
1.小金井市の現状
〜ごみ焼却施設閉鎖後のごみ処理経費の著しい増大と市民の頑張り〜
 小金井市は、平成18年度をもって二枚橋ごみ焼却施設が閉鎖となり、可燃ごみを多摩地域の自治体や組合の処分場に処理をお願いしています。このためごみ処理費用が他市に比べて割高になり市の財政を圧迫しています。ごみ1トン当たりのごみ処理経費(2011年度)は周辺諸市に比べて著しく高く、多摩平均の倍以上です。1人当たりのごみ処理経費も多摩平均の倍ちかくになっています。
周辺各市とのごみ処理経費の比較                                                                                    
  一人当たり
ごみ処理経費(円)
ごみ1トン当たり
ごみ処理経費(円)
ごみ処理経費総額
(千円)
小金井市28,117 125,584 3,265,694
武蔵野市24,804 77,735 3,429,840
国分寺市20,619 77,433 2,413,963
調布市17,716 70,704 3,936,330
三鷹市16,542 65,417 2,975,156
西東京市16,077 66,838 3,182,752
小平市12,607 46,282 2,335,769
府中市12,104 51,509 3,046,947
多摩平均15,790 58,505
 
 ごみ処理を多摩各市に広域支援をお願いしている小金井市は、ごみ減量は最優先課題であり、「ごみ非常事態宣言」を出し、市民と一体となって下記のごみ減量化に取り組んでいます。 こうした取り組みの結果、小金井市の市民の一人あたりのごみ排出量は全国2位、ごみリサイクル率は全国1位となっています。
 
ごみ排出量が少ない自治体
  (2011年度、10-50万都市)                                                                
g/人 日
掛川市653.7
小金井市659.7
佐久市691.9
日野市717.3
西東京市718.2
 
 
ごみリサイクル率****
  (2011年度、10-50万都市)                                                                
小金井市47.9
鎌倉市47.6
西東京市40.2
三鷹市40.0
府中市36.7
 
 しかし、80%と高い補助率にもかかわらず家庭用生ごみ処理機の普及は頭打ちになり、ごみの減量化は進まなくなり、家庭でのごみ減量化の限界が示されました。  
 ごみゼロネットは、焼却、亜臨界水処理、炭素化、堆肥化、HDM方式などの各種ごみ処理施設を実地に見聞し、比較検討してきました。それらの中でHDM方式による生ごみ処理が環境にやさしく、施設建設費、ランニングコストが他に比べて大幅に低く、狭い面積でも可能であり、ごみの量に応じて柔軟に対応できることがわかりました。
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 2010年3月、小金井市議会にHDM方式実証試験の実施を陳情し、満場一致で採択され、実施に向けて市ごみ対策課と協議してきました。
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