4.理解してくださる方へから続く
最 後 に
1.特許願なのに早期公開する理由
提案の具体的内容が全て特許願になっている。
この提案は特許権の売り込みかと思われるかも知れない。
筆者は特許文書の持つ特別な働きに注目して、そのような道を選んだ。
特許文書は日本国が存在する限り存続する。他国の技術者や関係者が絶えずウォッチしているグローバ ル性がある。配布先が限られる一般文書ではこうは行かない。多くは配布先以外の人々の目に触れる機 会すらなく、歴史から姿を消す。学会誌ですら、この動きの激しい時代に何時までその学会が存続し得 るのか保証の限りでない。
後世の評価を待つなら、特許文書に勝るものはないと筆者は考える。特に特許権を取得した場合は、信 用度が格段に高くなり、多くの関係者の真剣な注意を惹くことができる。
ここに公開された提案中4件は出願されて 18 ヶ月後の特許願公開を待たずに開示されている。これは 出願者にとって禁手であるが、 一日も早く日本がエネルギー自立を果たして欲しく、 敢えて禁を破った。
これを第1段ロケットとして、読者が更に自らのアイディアを加えた第2段、第3段のロケットを飛ば せていただくことにより、日本のエネルギー自立の大きな動きが沸き起こることを心から期待する。
この提案は特許権の売り込みかと思われるかも知れない。
筆者は特許文書の持つ特別な働きに注目して、そのような道を選んだ。
特許文書は日本国が存在する限り存続する。他国の技術者や関係者が絶えずウォッチしているグローバ ル性がある。配布先が限られる一般文書ではこうは行かない。多くは配布先以外の人々の目に触れる機 会すらなく、歴史から姿を消す。学会誌ですら、この動きの激しい時代に何時までその学会が存続し得 るのか保証の限りでない。
後世の評価を待つなら、特許文書に勝るものはないと筆者は考える。特に特許権を取得した場合は、信 用度が格段に高くなり、多くの関係者の真剣な注意を惹くことができる。
ここに公開された提案中4件は出願されて 18 ヶ月後の特許願公開を待たずに開示されている。これは 出願者にとって禁手であるが、 一日も早く日本がエネルギー自立を果たして欲しく、 敢えて禁を破った。
これを第1段ロケットとして、読者が更に自らのアイディアを加えた第2段、第3段のロケットを飛ば せていただくことにより、日本のエネルギー自立の大きな動きが沸き起こることを心から期待する。
2.黒潮発電に関して
嘗て船上から、
「あそこからが黒潮だ」と教えて貰ったことがある。そこには黒々した海域が滔々と流れ
ている。その迫力には言葉を失った。
「黒潮発電は実に愚かなアイディア」
「偽予言者に騙されるな」
等の黒潮発電を貶めるブログも見られる。
だが、黒潮の圧倒的な姿を自分の眼前にして、それが言えるのか。
黒潮には流速 2m/s の海域はあちこちにある。このエネルギー密度は風速 19m/s に相当する。年中無休
で同じ方向から風特有の息(短時間で流速が大きく変動する現象)もない一定速度の風が吹いているサイ
トがあると聞いたら、風力発電の関係者はどう反応するだろうか。それが黒潮の姿なのである。
現在、本来なら黒潮発電を担うべき人たちが及び腰なのは、海中での建設作業やメンテナンス作業の難
しさをよく知るからだと筆者は思う。それ故、ここでの提案は、海底基礎や係留索・中継ブイ等の建設・
保全以外の作業は全て海上で行えるように構成した。本文の図面を見、特許願文書に当たっていただけ
れば、容易にご理解いただけると思う。
3.原子力による水素製造について
離島・地下で原子力により水素を製造し、本土に送るというコンセプトは、日本国民の集合智として既
に形成されつつあったと思われる。誰かが公表するのは時間の問題であったろう。筆者はそれらの要素
に「原子炉設置のその場所で」
「中間処分+最終処分を行う」ことを加えただけかも知れない。
「重要な発明は世界各地で同時並行的に行われる」というよく知られた経験則があり、離島地下原発は
将にこれに該当する。本件で大切なのは、そのコンセプトを一日も早く実現し、日本の原子力産業を再
活性化させ、国民が将来の日本のエネルギー自立に向かって希望と自信を持って活動できる環境を作る
ことだと信ずる。
薪から石炭へ、石炭から石油へのエネルギーのパラダイムチェンジはそれぞれ 50 年間を要している。
2015 年が水素化元年だとすると、2030 年頃までが導入期になろうか。それまでに少なくも数基の離島
地下原子力水素基地が稼働していれば、日本の前途は洋々たるものになる。
以 上
ご覧いただいたことを感謝します。
ご自分も日本のエネルギー自立を推進する行動を起こしてください。
ご自分も日本のエネルギー自立を推進する行動を起こしてください。
2015/5/5 桐生悠一